狭山の魅力発信に尽力

 18年は“スーパーボランティア”が話題となったが、奥河内にも多くのスーパーボランティアがいる。

 武田博允さん(東くみの木)もその一人だ。現在88歳。63歳で退職後、再就職を断ってボランティアに専念。きっかけは近所同士であいさつがなく寂しさを感じたことだった。「地域の繋がりを作りたい」と金剛住宅自治会長に就任した。住民の特技を生かした同好会や展示会などを企画。住民同士の交流が生まれ、手ごたえを感じた。

 その後、狭山池まつりの創設メンバーとなり、第2回以降15年間同まつり実行委員会長を務めた。「狭山の魅力を発信したい」と狭山池さくら満開委員会会長、狭山池博物館運営委員会副会長など多くのボランティア団体・委員会の要職に。絶滅危惧種である狭山池のシルビアシジミや準絶滅危惧種の西除川のヒメボタルの保護活動にも熱心に取り組んできた。持ち前の的確な分析力と粘り強い行動力で道を切り開き、行政と民間で互いを補い合う“官民協働”という狭山のボランティア精神の礎を築き上げた。

 17年の狭山池築造1400年記念事業実行委員会副会長を務めあげたのを機に、自身のボランティア活動に一区切りをつけたが、今も相談役や顧問を務めるなど頼られる存在だ。

 武田さんのモットーは「ボランティアは楽しくあること」。「ありがとう」「楽しかった!」と喜んでもらえた時の満足感・達成感が何よりの原動力だ。約25年のボランティア人生を「大したことはしていない」と謙遜しながらも「ボランティアを通じてご縁を得て、楽しく、悔いなく過ごせた」と笑顔で振り返った。

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