醸造した酒を販売

 堺市南区の上神谷(にわだに)地区で育てた酒米を仕込んだ日本酒が泉北髙島屋で売り出されている。その名もずばり「上神谷」というこの商品、プロデュースを手がける倉谷修さん(67歳、庭代台)と、酒米を育てた農家・寺田将樹さん(60歳、御池台)の、地元にかける思いとこだわりが熟成され、味わい深い日本酒に仕上がった。

 倉谷さんは、リタイア後に参加した地域の子ども会「にわしろっ子」の活動を通じ、休耕田が増えてきた上神谷地区、そして閉店した店が多い近隣センターなど、地域の現状に接した。「このままではあかん、まちの活性化に取り組もう」と思い定め、ボランティアで知り合った森脇太郎さん(神戸市)らに声をかけた。かつての堺は有数の酒どころで、寒暖差が大きく粘土質の土壌が米作りに適した上神谷は、酒米の供給地でもあった。その歴史をふまえ、酒造りを通した地域活性化を目標に動き始め、日本酒販売の「上神谷営業」も設立した。

 子ども会の農業体験で倉谷さんと旧知の間柄だった寺田さんは、大阪府の農業担い手育成研修を経て新規就農。「不耕起栽培」を提唱者から直接指導を受けて実践した。月2回畑の横で行う直売が好評だという。農薬や化学肥料を一切使わず耕さない田んぼは、微生物の働きで栄養素たっぷり。酒米「山田錦」は17年秋に収穫後、泉佐野市の北庄司酒造店で仕込んだ。麹菌と米の相性がピッタリ合ったようで「驚くほどの発酵力でした」と同酒造。通常の日本酒よりコメの味が強く、キレのある自信作に仕上がった。

詳しくは2月7日号の泉北コミュニティ本紙で!

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