国が風疹対策として今年度から3か年で実施する「風疹抗体検査クーポン」の配布事業について、堺市はクーポンの発送が間に合わないため、対象者が市内で抗体検査を受ける場合、クーポンなしでも無料で受診できるようにした。風疹は感染力が強く、妊婦が感染すると胎児にまで感染し、心臓や耳などの病気を引き起こすことがある。市では「不安があり、早めに検査を受けたい人は市や保健所、医療機関に相談してほしい」としている。和泉市は既に、今年度の対象者にクーポンを発送した。

 無料クーポンの対象となるのは、公的な風疹ワクチン予防接種を受ける機会がなかった1962年4月2日から1979年4月1日の間に生まれた男性。

 対象者が多いため3か年に分けてクーポンを発送することになり、今年度は72年4月2日から79年4月1日生まれの男性に発行する。ただし、72年4月以前に生まれた対象男性も希望すれば、クーポンを受け取ることができる。

 ところが、堺市では対象者が約11万人いるとみられ、人数の多さなどからクーポン発送の作業が遅れ、夏頃の発送となる見込み。このため、クーポンがなくても抗体検査や予防接種を受けられるようにした。

 クーポンなしで検査などが受けられるのは、市に住民登録のある対象男性で、市内の契約医療機関で検査を受ける人。市外で検査を受ける場合は、クーポンが必要になる。

 希望者は、医療機関に予約したうえで、保険証や免許証、マイナンバーカードなどを持参して受診。検査の結果、十分な抗体のないことが判明した場合、無料で予防接種を受けることができる。