いずみの国で人と街をつなぐお酒を作りたい、と集まった地域の人たちが昨年プロジェクトを結成。今年3月、初の和泉市ブランドの地酒「和泉 大でき 純米原酒」が誕生した。初酒は好評で600本が早々と完売したことを受け、第2弾に取り掛かった。6月から多くの人が米作りから携わった「大でき」がこのほど完成。18日から販売がスタートしている。

 和泉・久保惣ミュージアムタウン構想の特産品づくりの一環として始まった地酒づくり。「大でき」を地域の人たちでデビューさせたきっかけは昨年、特産品作りに名乗りを上げた酒店「シビスおくむら」(唐国町2丁目)の奥村秀宏さんが、市内在住の書家の西村佳子さんにラベルの書を依頼したことだった。西村さんは酒造りを通して人をつなぎ、街を活性化させたいと市内外から協力者を募り、発起人となり「純米日本酒 大でき/いずみの酒とまち、ゆるやかなあつまり」と命名されたグループが作られた。

 メンバーは、拠点となる弘法寺で、商品のコンセプト作りから、ネーミング、書、ラベルデザインなどを話し合い、和泉市で生産された米を姉妹都市である和歌山県葛城町の初桜酒造で醸造することを決めた。酒米は生育に時間がかかるため、食米のキヌムスメを使用することに。第1弾完成前の今年2月には地域の人とメンバーで酒蔵見学にも出向いた。

 同酒のネーミングの由来は、久保惣記念美術館所蔵の歌川国芳が描いた浮世絵「荷宝蔵壁のむだ書」に描かれている「大できねこ」から。大できとは、「上出来」という意味があり、お祝いの席で飲んでもらえる酒になれば、と。

 ラベルデザインは、市内在住のグラフィックデザイナー佐藤コウジさん(はつが野)が担当。人がつながり広がる波紋をイメージした朱色の二重丸が施され、センスが光るラベルに。

 今回の出荷は、4合瓶1200本と酒袋を吊るして作る「雫酒(しずくざけ)」のプレミアム60本。販売はシビスおくむらで。4合瓶1200円、プレミアム3千円。いずれも税別。0725・54・2420

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です