和泉市三林町にある和泉市生涯学習サポート館は、中高齢労働者の雇用促進と福祉向上を図る施設として1984年に開館した。当初の名称は「サンライフ和泉」。その後、2013年にリニューアルオープンして現在の名称になった。今では中高齢者だけでなく、広く市民に生涯学習の場を提供する施設となっている。

 2階建ての建物にはトレーニング室、体育室、学習活動室、和室、創作活動室などが揃う。手頃な料金で受講できる講座も多数。ヨガやフラダンス、卓球などのスポーツ系、絵手紙や写真などの文化系、そして子ども対象の英会話や絵画造形教室、ベビーマッサージなどが用意されている。

 駐車場の一角にあるのは、大正2年に建立された「頌徳碑」。碑に刻まれている人物は、明治初期に初代の堺県知事だった小河一敏と忠夫の父子、そして三林の庄屋・辻林秀長の3名。

 碑文によると明治2年の凶作の際、荒廃していた谷山池の修築を辻林が小河(父)に進言。その工事で多くの村人が仕事を得て苦境を乗り越え、谷山池からの水が地元の水田を潤すようになった。その後、小河(子)が泉北郡の郡長になった際には、父鬼街道(現在の国道480号線)の改修を提言。反対意見も出たが小河の説得により着工へ。荒廃していた谷山池や不便だった街道の整備を主導し、地域の発展に寄与した3名を称えた碑のようだ。

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