桃山台の山本君

 福泉中央小学校3年の山本洋輔君(桃山台)が「危険物取扱者試験乙4種」に合格した。ガソリンや灯油を扱う際に必要な国家資格で、試験では法令や化学などの知識が問われる。全体の合格率は30パーセント前後。小学校低学年での合格は珍しい。

 この資格に興味を持ったきっかけは「コミック乙4合格物語」という一冊の本。自動車整備士養成校講師の父・豊さんが、授業の準備資料としてテーブルの上に置いていた。その本を手に取ると、この本で勉強した小学2年生が史上最年少で合格したという記載が目に留まった。これが当時同じ2年生だった山本君のやる気を刺激。そこから、父と子の二人三脚が始まった。

 テレビでおなじみ、理科の〝でんじろう先生〞の本が大好きな山本君にとって、勉強は苦にならなかった。父からクイズ形式で質問してもらって知識を深め、ガソリンスタンドに立ち寄った際には学んだことを実地で確認した。日頃から本を読んでいたおかげで、問題文の漢字も読めたが、学校でいまだに習っていない分数の知識が必要な問題には苦労したという。

 2年生の11月と2月に受験した際は、一問足らずで不合格。その後コロナの影響で試験の中止が続いたが、再開した9月、3度目で合格した。書き間違いが多かったという解答は、過去問を解いて家族にチェックしてもらうなど、家族の助けが大きな力になった。

 合格がとてもうれしかったという山本君。「勉強で化学のことが色々分かって面白かった。次はさらに上の資格を目指します。将来はでんじろう先生のような科学者になりたい」と目を輝かせた。 

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