10階建て診療棟 34科で800ベッド

 近畿大学医学部は9月25日から27日まで、移転後の医学部と病院の配置や高さについて、地元住民に説明を行った。計画によると主要な建物として附属病院の診療棟や外来棟、大学の講義・実習棟など5棟を建設し、最も高いのは診療棟の地上10階建て、約50メートル。このほか、4層の立体駐車場や、学生の厚生施設となる体育館を建設する。完成は2024年1月で、同年4月に学部開設・開院の予定。

 大学によると、旧泉ヶ丘プール跡地付近に附属病院の診療棟と外来棟(6階建て)を建設。その北側に2階建ての臨床研究棟、5階建ての研究棟を建設する。また、診療棟の東側には、緑道を挟んで地下1階地上7階建ての講義・実習棟を建設。さらに東側にはグラウンドや体育館を整備する。

 このほか、旧プール南側の駐車場跡地には、将来的に医療スタッフや患者家族が宿泊できる寄宿舎(8階建て)の建設を計画しているが、実際に建設するかどうかは、病院開設後の需要見込みを見て決めるという。

 移転後の附属病院の概要は、診療科目34科で病床数は800床。職員数は2200人。また、附属看護専門学校を看護学部として大学に統合する計画もあり、その場合は泉ヶ丘の新キャンパスで講義や実習を行う。

4階建て駐車場は市の認可必要

 同地区に3階以上の立体駐車場を建設するには、堺市の認可が必要で、近大は近く周辺住民を対象とした公聴会を開催する。

 近大医学部の説明によると、建設する立体駐車場は鉄骨造り4階建てで高さ16・64メートル。531台収容となっている。緑地を確保するため、平面の駐車場を減らした結果、4階建ての立体駐車場が必要になったという。
 しかし、近大医学部移転用地は、第1種中高層住居専用地域に指定されており、駐車場については2階以下床面積3千平方メートル以内に限られている。

 このため、建築基準法に基づき、周辺住民対象の公聴会を開き、市の建築審査会の同意を得なければ、立体駐車場の建設の認可を得ることができない。

 公聴会は早ければ10月中に開催の予定。住民の間からは「地下駐車場を作れば、4階建ての駐車場は必要ない」という反対の声もあがっている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です