将棋界で初

 大阪狭山市池尻自由丘出身の女流棋士・西山朋佳さん(24歳)が、将棋界初の女性「棋士」をかけて、3月7日、大一番に挑んだ。

 将棋界では、女性のみ対象の「女流棋士」と、男女を問わない「棋士」がある。「棋士」になるためには、棋士養成機関である「奨励会」で四段に昇段するのが条件だが、未だかつてそれを果たした女性はいない。

 西山さんは小学1年の時、南徳一さん(84歳・池尻自由丘)の指導の下、将棋を始めた。早くから才能を開花させ、14歳で奨励会に入会。20歳で三段に昇段した。現在、女流棋士として、女王・女流王座・女流王将の3つのタイトルを持ち、奨励会「三段リーグ」に参加する唯一の女性として大きな注目を集めている。

 今期の西山さんの三段リーグの成績は、残り2戦を残して12勝4敗。30人中3位の好成績だが、プロの棋士となれる四段に昇段できるのは上位2人だけだ。

 3月7日、昇段をかけて残り2局が東京の将棋会館で行われた。西山さんは見事2連勝し、最終成績は14勝4敗。西山さんを含むトップ3人が同じ勝ち星で並ぶ事態に。規定により、西山さんは惜しくも3位で次点となり、女性初の「棋士」誕生は次回以降へと見送りとなった。

 西山さんより以前に女性が三段リーグに挑戦したのは、現在も女流界のトップとして活躍する里見香奈女流四冠(28歳)だけ。だが里見さんは「奨励会は26歳で退会」という年齢制限の壁の前に夢破れた。

 プロになれるチャンスは半年に1度。「三段リーグの成績で2度3位」でも四段に昇段できるため、次回の三段リーグで3位以上の成績を収めれば、悲願が果たされる。

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