両角昌公さん(70歳・寺池台)の畑で、珍しいサトイモの花が次々に咲いた。

 サトイモは熱帯地方が原産地で、冬のある日本では、栽培のための気候条件が合わないため、日本でサトイモが花をつけることはほぼない。だが、富田林市龍泉にある両角さんの畑では、栽培する9株のサトイモのうち、4株に花が咲いた。中には、1株で3つも花をつけた株も。切り花のカラーに似た、鮮やかな黄色い花は、早朝から花開き、半日で色あせ、1日で終わってしまう。

 この珍事に、近くの家庭菜園仲間が次々と両角さんの畑を訪れ、希少なサトイモの花を観賞していた。「大阪府農業試験センターに逐次報告しているのですが、びっくりされています(笑)」と両角さん。

 だが、サトイモは花をつけると、その美しさと引き換えに、肝心の実の成長が悪くなるという。「サトイモは買えますが、サトイモの花は買えません。今年はサトイモの収穫は諦めて、好きに咲かせてやります」と笑った。

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