来春にも開業

 22年春の開業に向けて建設が進む「ららぽーと美原(仮称)」の建設予定で発掘調査を行った堺市と府文化財センターは、予定地から奈良時代から鎌倉時代を中心とした多くの建物跡が出土したと発表した。同センターでは、現地説明会の代わりに調査結果と発掘方法を紹介する動画を公開した。

 発掘調査が行われたのは、堺市美原区の「黒山東地区」内の約2万平方メートル。調査地は建物跡が発見されている黒山遺跡や太井遺跡の一部となっている。

100棟を超す建物の柱跡

 今回の調査では百棟を超す建物の柱跡を確認。奈良時代から鎌倉時代にかけて周辺には大規模な集落があったことがわかった。

 一辺が70センチを超える大きな柱穴を持つ大型の建物があり、その中には東西南北の正方位に面している建物もあった。

 こうした建物は当時の公的施設や有力者の邸宅跡の可能性があるという。

 鎌倉時代以降、集落の跡は確認できず、この地域は田畑が中心になったと考えられるという。

 これだけの規模の発掘成果があれば、従来は現地説明会を行っていたが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、説明会の実施を断念。動画で成果を公開することになった。

 動画ではドローンを使った上空からの映像や図などを使って遺構の全体像を説明しているほか、発掘調査の過程や方法についても映像で紹介している。

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