向陽台の太田豊さん手作りの箸は、軽くて手触りが良くとても使いやすい、と話題になっている。イベントなどに出品するとすぐに売り切れてしまう。今まで作った箸の数は数えきれないという。

 太田さんは自動車のディーラーを定年退職後、知人の建築現場で出た廃材をもらい受け、焼き板のコースターを作った。これが好評で、近所や知人からオーダーされるように。椅子や棚、飾り台など、要望に応えていった。

 2~3年経ったころ、そば屋で手作りの箸に出合った。聞くと、気に入って使っているがもう作られておらず困っているとのこと。それならば自分が作ってみようと一念発起。見よう見まねで制作を始めた。

 必要な機械を購入し、自宅の工房で納得のいくまで試行錯誤を繰り返した。テーブルソー(テーブルの中央に円盤状のノコギリが取り付けられた、直線切りのための機械)を使って大きな角材をカットし、バーナーで焼く。その後長さをそろえて、電動ペーパーで箸の形に整えていく。箸の形が整うと、5日程かけてオリーブオイルを染み込ませる。

 自宅のガレージを改装して作った工房には、たくさんの工程を経て作られた檜の箸が並び、制作途中の箸が束になって次の工程に進むのを待っている。

 工房には木工仲間が機械を使いに来たり、情報交換やイベントの打ち合わせをしたり、と日々忙しい太田さん。「木工を始めて大勢の仲間と知り合い、交流するのが楽しい」と語る。太田さん080・5357・5527 

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